愛を知る日まで



「だからどうした!!テメエにゃ関係ねえ!!」


思わず声を荒げる。


「関係あるってば!私だってここのスタッフなんだから!ぬくもり園の仲間なんだからね!」


「何が仲間だ!他人の秘密暴いて批難しようとしてるヤツが仲間だなんて笑わせんな!」


「…!なんで…そんなコト言うのよ!」


「俺はお前みたいなヤツ大ッキライだ!もう二度とお前と同じシフトにゃ入んねえ、園長に言い付けたきゃ勝手にしろ!」


そこまで言い切った俺に、三島リエは目を真ん丸く見開いて唇を震わせながら噛みしめた。


そして、とっとと立ち去ろうと俺がドアに手を掛けた瞬間。


わっと顔を覆って三島リエは泣き出した。





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