愛を知る日まで





「夜は冷えるようになったね。」


コトを終えても俺たちは布団の中で身体をくっつけ合い離れないでいた。


離れ難い気持ちなのはもちろんのこと、やっぱりだいぶ冷えてきた夜の空気に自然と互いの肌の温もりを求めていたんだと思う。


ヒトの肌ってどうしてこんなに気持ちいいんだろう。


俺はしみじみ思いながら懐で丸くなってる小さな身体を抱き寄せた。





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