愛を知る日まで
哀しければ哀しいほど
切なければ切ないほど
俺たちの身体は互いを求める。
出来立ての食事も空腹も忘れて、俺たちは必死で求め合った。
「…柊くん…、好き…っ、好きだよ…」
「もっと、もっと言ってよ…真陽、もっと好きって言って」
真陽の身体を味わいながら、息も絶え絶えの彼女にもっと好きだと紡がせる。
さっきしてから、まだ数時間しか経ってないせいか真陽の身体が馴染むのが早い。
「真陽…ここ、いいの?」
もっと悦ばせてあげたくて尋ねた質問に、彼女は顔を赤くして逸らした。
その反応がたまらなく愛らしい。
「真陽、教えて。真陽のイイとこ全部、俺、知りたいよ。」
「…柊くんのえっち…」
「なんだよ、えっちの最中なんだからえっちで当たり前だろ?」
クスクスと笑いながら真陽は「それはそうだね」と可笑しそうに言った。そして、ギュッと俺の背中を抱きしめながら
「もう、欲しい…」
と、耳許で囁いた。