空色
入学して
10日くらいたった頃
最悪な
事態に巻き込まれた
さやが
人気の高い先輩に
告白されて
付き合う事にしたらしい
さやは先輩やタメの子
みんなに嫌われていった…
さやの前で
『ヤリマン』
『キモイ』
『くさい』
『学校辞めろ』
『転校しろ』
そんな酷い言葉
当たり前だったし
さやの机の中に
接着剤や生ゴミ
コンドームが
大量に入ってたり
靴もゴミ箱に
捨てられてた
それをみんな
指さしながら
笑っていた…
あたしは
何も出来なくて
ただ黙って見てるだけで
でもさやは
絶対泣かなかった
学校も休まなかった
毎日1人で
戦ってた