【短】イリュージョンッ☆
「じゃあいこっか、図書館。」
「おう。」
「真樹くん、また後でねっ!」
そう言って女子の皆さんは満面の笑みを浮かべて去っていった。
そして、委員会の仕事である資料整理をしに向かう図書館への長い道。
「ねえ、真樹。一つ言っていい?」
「ん。何?」
真樹が足を止めてこっちを向いた。
やっぱり、その顔は怖いほど綺麗に整っていた。
それを確認すると私は息を吸い込んだ・・・
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