【短】イリュージョンッ☆
スッー
「っ毎回毎回言っているでしょう!!私の席まで女子を連れてこないで!!しかもうるさい!セミの声よりあんたの取り巻きのほうがうるさいってどういうことよっ。」
はあーはあ・・・
あんなに息を吸い込んだのに少々お疲れ気味の私。
そして、黙って真樹の顔を見た。
「言ってること一つじゃねえし。・・・しかも俺は知らない。あいつらが勝手についてくるだけ。別に俺は笑顔振りまいてないし。一言もしゃべってない。」
「なっ・・・!」
「俺、女子に興味ないからさ~・・・どうでもいいんだよね。そういうの。めんどくさい。」
真樹はまた歩き出した。