ホーリー 第一部
夢の向こうは…(番外編)

……おはよう…ちびうさよ…(-ω-)ノ

……うん…おはよう…うさこちん…(・ω・)ノ

…ときに、ちびうさよ…さっき不思議な夢を見たのじゃ…(-ω-)ノ
…え…うさこちんもなの…?あの頃のぴょこっつやおかゆくんたちの冒険を…誰かが本に書いていて…それをピノに瓜二つの人間の子が楽しそうに読んでいる夢…だよね?(・ω・)ノ

うむ…そうじゃ…だれかがわてらの冒険をぱくって物語を書いていたのじゃっ(-ω-)"
う~ん…(どうでもいいけれど…うさこちんは怒ってもやっぱりかわいいなあ…)(・ω・)

しかものぅ…きゃつはわてのだんでぃずむをまるで理解しておらんのじゃぁあっ(-ω-)"

う~ん(……今日も平常うんてんのうさこちん♡)…あのね…うさこちん。うさこちんなら知っているはずだと思うけれど…この宇宙にはとってもたくさんの「平行宇宙」が存在するんだよ。宇宙は無限に広大だから、ウンと遠くに行けば幾通りものぼくたちがいても不思議じゃないし、誰かが何かを選択する度に世界は無数に分岐して広がっていくっていう仮説もあるんだよ(・ω・)ノ

ふむふむ(-ω-)

……(…うん…お話きいていないね…この眼は…)…だから!とにかくねっ、うさこちん!平行するたくさんの世界のどれかでは、この世界で起きたことと…まったく同じことを誰かが本に書いていて…しかもそれをべつのピノやべつのうさこちんが読んでいたとしても…けっして不思議なことではないんだよっ(・ω・)ノ

ほ~ん(-ω-)ヽ

……(うわ…うさこちん…鼻ほじり始めたよ…じぶんから話ふったくせに!)…(・ω・)"

え……もしや、ちびうさ…怒ってる??Σ(-ω-)

……ううん…怒ってないよ…(すぐ取り乱すうさこちん…やっぱりかわいい…)(・ω・)

…しかし…それにしても…そのわてらの「物語」じゃが…なにやら中途半端なところで止まってしまっていたのぅ…いったいどうしたんじゃ……(-ω-)

う~~ん…どうしたんだろうねぇ…なんだか寂しい気もするね…(・ω・)

――ごめんなさい…今は少し…他に執筆中の物語があって…

あ…あれ…?どこかから声が!?Σ(-ω-)Σ(・ω・)

――ぼくがきみたちの物語を書かせてもらっている……だよ。あ、どうやって話しかけているのかは訊かないでね!すごく困るから!

え、なんで困るの?(-ω-)ヽ
……(あいかわらず、鼻ほじりながら空気読まないうさこちん♡)(・ω・)

――そ…それは…こ困るからだッ!お、おとなの事情だぁ!

ほ~ん、おとなの情事って?(-ω-)ヽ
(う…うさこちん!)Σ(・ω・)

――ほぇ!?そ…それは…

あれれ?どうし――(-ω-)ヽ
そ、それより他に執筆中の物語って…どういうことなの?(・ω・)ノ

――え~とね…今は…ぷろの作家になるために…しゅっぱんしゃに投稿するための作品を書いているんだ。今はお仕事もしながらだから…でびゅーを決められるまでは…ひたすらそちらを書きつづけようと思っていてね…きみたちの物語は大切にしたいから…なかなか片手間では進められないんだ…でも…なるべく機会を見つけては…ふていきで書いていきたいと思っているよ。

そ…そうなのか…(-ω-)
そうなんだ……でも、また続きを書いたらこちらのみんなにも読ませてね(・ω・)ノ

――うん…そう言ってもらえると励みになるよ。

それで…そっちの世界で…みんなは元気にしているの?(・ω・)ノ
ピノ、ピノ、ピノは???(-ω-)ノ

――はは。やっぱりうさこちんはピノのことが大好きだなあ…うさこちんもちびうさも、シェフも、元気にしているよ。けれどね…ピノはちょっと元気がないのかもしれない…なんだかじわじわと追い込まれていっているような気がして…単なるおもいすごしだといいのだけれど…

……そうなの…あ、あれ?うさこちんどこへいくの??Σ(・ω・)
むこうのピノのところへようすをみにいくのだぁ!(-ω-)ノ

――だめだよ、うさこちん。こちらの時空にはすでにべつのうさこちんが存在しているから。きっと存在が反発しあって、うさこちんは消滅…下手をすればこの時空そのものが消滅してしまうかもしれない。そもそも…こちらに来る方法はないんだよ。

そんな…ピノ…ピノが心配じゃ…(-ω-)
……うさこちん…(・ω・)

――でも、うさこちんのその気持ちだけでも…なんとかこちらのピノに伝えておくよ。ありがとう、うさこちん、ちびうさ。そちらの世界は…ピノが…ぴょこっつがほんとうに幸せになれた世界だから…ぼくらの憧れでもあるんだ。これからも…みんなで仲良く暮らしておくれ。

うん!あ、もうすぐふたりとも目をさますみたいだよ。そろそろおわかれだね……くん(・ω・)ノ
うむ。もちろんじゃ。そちらのピノのことは心配じゃが…またいつか「でんぱ」をこちらまで届けてくるのだぞ……よ(-ω-)ノ

――うん。またね。そちらのちびうさ、うさこちん。
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