ずっとオレの1番でいてくれますか?




ー・・・。


「んっ…。」


目を覚ましてまずオレの目に写ったのは真っ白な壁だった。


あれ…?


オレ、何してたんだっけ?


こんなとこで寝た覚えは…。


オレは少し考えてはっとした。


さっき壁だと思ったものは天井だった。


「ここは…!?」


オレはガバッと起き上がる。


しかし体のいたるところに激痛が走り、
ドサッと音を立ててまた、さっきのように寝転がってしまった。


「っつ〜…。」


思わず声が出てしまう。


あまりの痛さに唇を噛んだ。


切れはしなかったけど、かなり強く噛んだ。


しばらく動けねーかも。


ここ、たぶん病院だと思う。


だから千夏も違う病室で治療を受けてるんだろう。




_…そう思ってた。
< 9 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop