もう一度君に
「いってきまーす」

「はーい、気を付けてね」


私の通う光琳高校はほとんどの生徒が


バス通学だが萌衣は電車通学なのだ。


どうしてもこの高校に行きたくって。そう、制服目当て。




「おはよー」

「おう、萌衣おはー^^」

「ねぇねぇ、今日さー・・・」

教室に入るなりすぐに話しかけてきたのは


中学校からの大親友、麻生 麗華。

「ねぇねぇ、今日さ、ここに転校生が来るらしいよー!!」

「えー!マジっ!?」

「マジっす」

「じゃあさ、もしかしてイケメン君だったりして!!」

「だといいねー♪^^」

「よしっ!おおいに期待!!!」

それからあのはなしへ・・・


「ねぇー、麗華さ、昨日の聞いた??」

「うん、聞いた聞いた~。」

「なんでそんな軽いのぉ?」

「いや~、なんかヤンキーって良くないww?」

「よくないよくないっ!!」

「もー、ほんっとあんたは昔からヤンキーとかチャラ男きらいだよねー」


ガラガラ・・・


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