ほろ苦いスイーツ。
―――数日後の放課後―――
私はグループの一人が好きだと言っていた古池くんに呼び出された。
なんとなく何を言われるのかわかってた。
「あ、あのさ!俺、お前が好きだっ!!」
古池君は顔を赤め私に告白してる。
ねぇ、あの時私は放課後、古池君に会いに行かなかったら少しは人生変わったのかなって思うんだ。。。
私は申し訳ないって感じで答える。
答えはもちろん。
「ごめんね。私、今は誰とも付き合う気ないんだ。」
古池君はシュンっとして
「そっか…。ありがとう。」
いかにも悲しそうな笑顔をしてその場を去った。
私は少しかわいそうだなと思いつつもそのまま家に帰った。
―――次の日―――
私はいつも通りに学校に登校した。
教室に入ると一瞬空気が冷たくなった。
みんなが私を冷たい目で見た。
私は何が起こったのかわからなかった。
何かした?
私はその後一番仲が良かった友達に呼び出された。
「・・・。あのさ・・・。昨日の放課後、古池君に告白されたって本当?」
「え…」
一瞬私の頭の中が真っ白になる。
なんで?知ってるの?誰にも言ってないよね?
次の瞬間、私の何かが崩れ落ちた。
私がいつもいたグループのみんなが古池君が好きだって言ってた子を連れてこっちにきた。
その子は泣いてた。
・・・いや、正確にはウソ泣きだった。