ほろ苦いスイーツ。
そのグループは私のところに立ち止まると私に中傷の言葉を浴びせた。

「サイテー」「知ってたよね」「死ねばいいのに」「裏切り者」「信じられない」「酷くない?」

本当は泣きたかったでもここで泣いたら負ける気がして泣けなかった。

古池君が好きな子が泣いたふりをしながら言う。

「ねぇ…なんで?!信じてたのに!…ぅ…もう、信じられない!!なんで璃奈なの!?」

その言葉から私は一人になった…。

ご丁寧にその後私だけにしか聞こえないように言われた。

「ざまーみろ。ブスのくせにでしゃばんじゃねぇよ。」

確かに私は可愛い顔つきもキレイな顔もしてない。
なんで、よりによってこの時に古池君に告白されなきゃいけないの?

このことが私の頭をグルグルと回ってた。



それからというものいじめは酷かった。
男子にも女子にもイジメ…

先生は見て見ぬふり…
親には言えなかった…

私には何も残ってはいなかった。
残っているのは切ない思い出だけ…

誰も信じない 信じられない

死のうか 死にたい 

「死」この文字が私の中で積もっていった。

その山が頂点に達すとき私はもう少しで死ぬところだった。

でも、怖くてその一歩ができなくて死ねなかった…

私は絶叫するしかなかった。
でも、涙はでなかった。
私には光がなかった家でも家族の中からドンドンと孤立していった。
学校に行けばイジメが待っていた。

だから私は昼は家にこもり夜には家を抜け出して光がある明るい街へとむかったんだ。
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