雪降ル夜ノ奇跡
銀髪の青年
その頃、様々な神様が祀られ神聖な場所と称えられている“雪佳山(せっかさん)”の奥深くではある儀式が行われていた。
「なぁ杏彗(ぎょうすい)、我はまだ17だぞ?」
そう呟くのは銀狐の末裔(まつえい)であり、今日(こんにち)で成人を迎え皇子となる“雪白礼於”だった。
「はい、承知致して降ります」
そう答えるは、礼於の使い魔であり、優秀な頭脳を持つ礼於と同じ銀狐の一族の“杏彗”だった。
「なぁ杏彗(ぎょうすい)、我はまだ17だぞ?」
そう呟くのは銀狐の末裔(まつえい)であり、今日(こんにち)で成人を迎え皇子となる“雪白礼於”だった。
「はい、承知致して降ります」
そう答えるは、礼於の使い魔であり、優秀な頭脳を持つ礼於と同じ銀狐の一族の“杏彗”だった。