わたしの居場所
山姥から三回目の書き込みがあった。

ちゃんと、見えたでしょ。
あなたはいつもそんな顔をしてた。

見えないからって…
その腕にいくつもの傷をつけたんだよ。


わたしは涙が溢れてきた。

悲しいから?

悔しいから?

それとも自分が情けないから?

わたしには何て返事したらいいのか、
もうわからなかった。

そしたら…


四回目の書き込みが届いた。

あなたは死ねない。
かまってもらいたいだけなのよ、

ちせさん。


うっ?!

わたしの名前を知ってる…

なんで?
わたしの知り合い?

それとも、過去に会っただれか?

頭が錯乱していく。
その中で出たセリフは…


あなたはだれ?
< 13 / 35 >

この作品をシェア

pagetop