わたしの居場所
玖
お母さんが優しくささやく。
ううん…
もう山姥が前のあなたを食べちゃったんだから。
今からは新しいあなた。
いいえ、前のあなたに戻ったの。
息子と出会った頃の、
あなたにね。
涙が溢れて声に詰まる。
でも…
彼氏が一生懸命言ってくれたんだ。
だからわたしも応えないと。
こ、こんな
わたしだけど、
あなたと一緒にいたい。
だって…
わたしの居場所は…
そこにあるんだ、もん。
お母さんが彼に言った。
これからはもうあまり頼らないでよー。
そして、わたしの方を向いて、
わるい女の子は退治したから…
わたしの役目はもう終わり。
あとはよろしくね。
と言い残して病室から出ていっ た。
ううん…
もう山姥が前のあなたを食べちゃったんだから。
今からは新しいあなた。
いいえ、前のあなたに戻ったの。
息子と出会った頃の、
あなたにね。
涙が溢れて声に詰まる。
でも…
彼氏が一生懸命言ってくれたんだ。
だからわたしも応えないと。
こ、こんな
わたしだけど、
あなたと一緒にいたい。
だって…
わたしの居場所は…
そこにあるんだ、もん。
お母さんが彼に言った。
これからはもうあまり頼らないでよー。
そして、わたしの方を向いて、
わるい女の子は退治したから…
わたしの役目はもう終わり。
あとはよろしくね。
と言い残して病室から出ていっ た。