わたしの居場所
わたしは…

大きな彼の身体をしっかり抱きしめた。

いや…

彼の心に抱きしめられていたのかもしれない 。

時間が止まったみたいに、

二人ともしばらく動かなかった。

彼に向かって、

じゃあまた明日、来るから!

と言い残し、わたしは家に帰った。


自分の部屋に戻ってきた。
でもここはわたしの居場所じゃない。

パソコンを開いて、
ブログをたちあげると…

山姥からメールが来ていた。

そこにはさっきの写真が添付されてた。

彼と二人並んだ写真。

わたしは涙目。
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