オレのエンジェル
『なぁーにトイレに引き込もってんだよ!? 移動教室 一緒に行くぞ~』
『あっ、ちょっと待って!』
オレは振り向いてシンラに小声で、
『次の授業はついてくんなよ!?』
『ヒロキ…あたしに側にいてほしくないの…?』
『当たり前だろ!! オレの事なんて ほっとけよ! 死ぬときゃ勝手に死ぬし…』
『ヒロキー? 何してんだよ? 行くぞー?』
涼太が後ろから言う。
オレは そのままシンラを残して移動教室へと向かった。