オレのエンジェル
『ヒロキさん!! 居ましたぁっ!!』
ニコアが息切れしながら入ってくる。
『またお前かよ!?』
『何でも良いじゃないですか!! それよりシンラが…貴方に恋をしたことを自首したらしいですよっ…』
『え…』
『自首したからには死刑です。 シンラには もう二度と会えないです…』
ウソだ…
『……な…んでだよ…何でシンラが…殺されなきゃなんねぇーの…なん…で…』
泣き崩れるオレをニコアは驚いたように見る。
『ヒロキさん、天使は悪魔と人間と恋してはなりません。 何故だかご存知です?』
『…かんねぇ…わかんねぇ…』
『教えて差し上げます。』
そう言ってニコアは微笑んだ。