オレのエンジェル
何故か無駄に緊張するオレ。
いかん!!
別れ話で緊張する男が居るか!!
すると、由奈が先に口を開いた。
『ヒロキ…朝の人はね、友達なの…』
『…由奈……仲良さそうに手ぇ繋いでたくせに友達かよ…』
由奈の目に涙が浮かぶ。
『由奈…オレさ、もう由奈のこと信用できねぇよ。オレと…別れてくんねぇ?』
――ついにオレは言った…
『ヒロキ…あたしヒロキが好きだよ? 好きなのに…』
『もうオレ無理だよ…別れてよ』
由奈は無言で席を立つと、そのまま店の外へ出ていってしまった。
これで…いいんだ。
しっかし
オレは冷や汗だらだらだぜ…