オレのエンジェル
オレの気持ち
『ヒロキさん~!! お久しぶりーですっ♪』
ニコアがオレの前に舞い降りる。
『ニコア…何の用だよ?』
『今日はヒロキさんの偵察ですっ☆ あの女の子は彼女さんですか…? シンラにそっくりですね…』
ズキンッ―…
『彼女じゃないよ。告白されただけ…。でも付き合うかも』
『ヒロキさん、それは彼女にシンラを重ねているだけですよ。そんな中途半端な気持ちで付き合うなんて、彼女が可哀想ですよ…』
ニコアはさっきまでの無邪気な笑顔とは変わって、真剣な目になる。
『…シンラが好きなら、シンラじゃなきゃダメなんじゃありません?』
『うん…』
『ヒロキさん…あたしはヒロキさんの気持ちに口出しはしません。ただ…人が傷つくような行為は止めてくださいね? シンラも、彼女も…ヒロキさん自信も悲しむ事になってしまいますから…』
『…うん…やっぱオレ……シンラじゃなきゃダメ…なんだよ…
ニコア…もう一度、シンラには会えないのか…?』
『ヒロキさん…』
オレは涙が止まらない。
シンラに会いたいよ…