青いブレスレット

・・・え？


また、告白されてる・・・！？



「み、水原くん・・・」


水原くんは何も言わない。

ただじっと、まっすぐな目でわたしを見つめる。



水原くん、本気なんだ・・・。



わたしはどうなんだろう。


水原くんといるのは楽しい。

それにドキドキしたり、ちょっとしたことで嬉しくなったりする。



なのに、素直にそれを認められないのは―・・・。



「・・・水原くん、聞いて」


「なに？」



わたしは勇気を出して、自分の気持ちを話すことにした。



「水原くん、見てたかもしれないけど、わたしあの日、彼氏にフラれたの」