青いブレスレット
「ま、とりあえず、2人とも幸せなわけね?」
「は?2人って?」
「あんたに決まってるでしょ?理香。
彼氏と上手くいってるみたいじゃん」
理香ちゃんの顔が急に赤くなって、理香ちゃんは滅多にないくらいに取り乱した。
「はあっ!?舞華、あんた何で知って・・・っ!?」
「だってさ、1年の終わりごろから理香、すごい幸せそうだらったもーん」
すごい!
わたしは聞いたから知ってたけど、舞華ちゃんは見抜いてたんだ。
「そういえば、ケータイ見ながら笑ってたよねぇ」
百合ちゃんもなんとなく気づいてたのか。
さすがです・・・。
「いいねー、青春って」
「いいねー」
舞華ちゃんと百合ちゃんが笑いながら言った。
「あんたらはもう・・・っ!」
わたしと理香ちゃんが赤くなって、舞華ちゃんと百合ちゃんが笑っていたところに、何かが飛んできた。
「わっ!何!?」