青いブレスレット
周りの女子たちの反応が変わってから一週間経った。


周りの女子から嫌がらせされるわけでも、無視されるわけでもなく、ただ噂されたり深く関わらないようにされてるみたい。



やっぱり気分がいいものじゃない。


なんだかだんだん疲れてきた…。



「雪川さん、大丈夫？」

朝教室に来て、いつもみたいにおはようって水原くんに声をかけたら、水原くんが心配そうな顔をして言ってきた。


「えっ！？な、何が！？」

「最近なんだか元気ないし、体調悪いのかと思って…」


感づかれてた！？
水原くんには気づかれないようにしようって決めてたのに…


「う、ううん、何でもないよー」

「本当？」


「本当だよ！強いて言うなら英単語テストの追試が嫌だから遅くまで勉強して寝不足ってことくらい！全然大丈夫だから！」


適当な言い訳をして笑って見せた。


水原くんは何か言いかけたけど止めて、そっかと言っただけだった。

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