青いブレスレット
「まだそんなこと言ってんの?わたしは関係ないよ」

「まだとぼけんの?あの鏡5000円だから。弁償してくれんの?」

「はあ!?」


我慢してたけど、抑えきれなくて大声を出した。


「いい加減にしてよ!何でそんな嫌がらせするの!?」

「あんたが悪いんでしょ、全部。ブスのくせに」


気がついたらわたしはエリカの胸ぐらを掴んで、もっと大声で叫んでいた。


「化粧とアクセと髪の色でごまかしてるあんたに言われたくないよ!
わたしはこんな卑怯なことしない!!
こんなことするから、水原くんだって振り向かないんだよ!!!」


エリカは一瞬目を見開いてびっくりしたみたいだけど、すぐ怒りの表情に変わった。


「うるせーんだよブス!!!!!」

エリカは私の頬を力いっぱい殴った。
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