青いブレスレット
なんだか、左手があったかい。
なんだろうー…
「….雪川さん?」
目を開けると、水原くんがのぞきこんでいる。
「水原くん…?」
ふと左手を見ると、水原くんがにぎっていた。
「ーーーっ!?」
思わず飛び起きて手を離す。
その瞬間、頭とか背中とか、身体中が痛んだ。
「いたたた…」
「大丈夫?怪我してるからちょっと休んだ方がいいよ」
水原くんに言われて横になった。
ここは保健室みたい。
わたしが寝てるベッドはカーテンで仕切られてる。
そうだ、さっきエリカと…。
「水原くん、わたし、どうなってたの…?」