青いブレスレット
「失礼します」


入ってきたのは、千夏ちゃんだ。



「千夏ちゃん!」


千夏ちゃんはこっちを見て、ちょっと気まずそうな顔をした。



「ご、ごめんね…二人きりでいるの邪魔しちゃって…」


「え!?ぜ、全然大丈夫だよ!
それより、千夏ちゃんが助けてくれたんだよね!?」

「え?ああ、私は先生呼んだだけだよ。でも、ちょっと心配はしてたけどまさかエリカちゃんとケンカするなんて…」


「ご、ごめんね、迷惑かけて…」


「あ、それでね、先生が紗奈ちゃんを指導室まで連れてこいって…」


指導室…?

もしかしてエリカと一緒に…?



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