青いブレスレット
「え!?あの…」


水原くんがすごく戸惑ってるのが伝わってくる。

それでもわたしは黙って目をつむっていた。


しばらくの間沈黙が続く。

すると、なんとなくわたしに水原くんが近づく気配がする。


あ、いよいよ……。


ドキドキしながら、じっとしていた。


…………………………



…………………………



…………………………




…………………あれ?



待っても待っても、唇に感覚はなにもない。
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