青いブレスレット
「はい、これ」
理香ちゃんがハンカチを差し出してくれる。
「…ありがとう」
「千夏に気を使っちゃうのは分かるけど、でもどうしようもないことだよね」
「ああ、雪川が水原を無理やり取ったんでもないし、水原が好きなのは雪川だし」
「千夏の気持ちって、その寝言を聞かなきゃ分かんなかったことでしょ?
それは聞かなかったことにして、千夏の元カレの電話のことだけ水原くんに言ったら?」
…そうだ。
とりあえず水原くんの誤解を解かないと……。
「うん……じゃあ水原くんに話してみるね」
「うん、話して」
………?
この声は………
「うわっ!?」
理香ちゃんがハンカチを差し出してくれる。
「…ありがとう」
「千夏に気を使っちゃうのは分かるけど、でもどうしようもないことだよね」
「ああ、雪川が水原を無理やり取ったんでもないし、水原が好きなのは雪川だし」
「千夏の気持ちって、その寝言を聞かなきゃ分かんなかったことでしょ?
それは聞かなかったことにして、千夏の元カレの電話のことだけ水原くんに言ったら?」
…そうだ。
とりあえず水原くんの誤解を解かないと……。
「うん……じゃあ水原くんに話してみるね」
「うん、話して」
………?
この声は………
「うわっ!?」