青いブレスレット
10分後くらいに水原くんは普通の格好をして戻ってきた。


「水原おつかれー」

「ありがと。それで…………」


水原くんはわたしの正面に座って、右手で頬杖をついた。

そして、わたしの顔をじっと見つめた。



「どうして俺のこと避けてたの?」



うう…その目で見られると、とても嘘なんてつけない……。



「…水原くん、あのね……」


わたしは千夏ちゃんのことは伏せて、順也くんのことだけ話した。


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