青いブレスレット
それからわたしは、一週間くらい、朝はギリギリの時間に登校、授業が終わったらすぐ教室の外に出て、チャイムが鳴る直前に教室に戻る、帰るときはダッシュで、ということをした。
水原くんと千夏ちゃんを視界に入れないようにした。
こんなことしたら、どんどん嫌われてしまう、かもしれないけど、それでも水原くんと千夏ちゃんを見たくなかった。
休み時間の間は隣のクラスの舞華ちゃんのところまで行った。
「紗奈、相変わらず解決してないの?」
「…うん」
この間、舞華ちゃんに全部話した。
黙って聞いてくれて、いつでも相談に乗ると言ってくれた。
「解決したいところだけど…こればっかりは解決しようとしてできることじゃないよねー。水原くんと仲直りしたとしても、結局その千夏ちゃんて子に後ろめたさ感じちゃってまた話せなくなっちゃうよね」
「…どうしていいか分かんないよ」
わたしはため息をついた。
本当に、解決策なんか一つも浮かばない。
「あ、そういえばさあ」
舞華ちゃんが言った。
水原くんと千夏ちゃんを視界に入れないようにした。
こんなことしたら、どんどん嫌われてしまう、かもしれないけど、それでも水原くんと千夏ちゃんを見たくなかった。
休み時間の間は隣のクラスの舞華ちゃんのところまで行った。
「紗奈、相変わらず解決してないの?」
「…うん」
この間、舞華ちゃんに全部話した。
黙って聞いてくれて、いつでも相談に乗ると言ってくれた。
「解決したいところだけど…こればっかりは解決しようとしてできることじゃないよねー。水原くんと仲直りしたとしても、結局その千夏ちゃんて子に後ろめたさ感じちゃってまた話せなくなっちゃうよね」
「…どうしていいか分かんないよ」
わたしはため息をついた。
本当に、解決策なんか一つも浮かばない。
「あ、そういえばさあ」
舞華ちゃんが言った。