青いブレスレット
「顔も別に好みじゃないし、ヤラせてもくれないじゃん。これ以上付き合ってても仕方ねーし」
………は?
こいつ何言ってんだ?
雪川さんは一言も喋らない。
ずっと無表情のまま、動かない。
「俺なんかよりもっと好きになってくれるやつ探したほうがいいよ。じゃあな」
彼氏の男はそう吐き捨てると、1人で歩いて行ってしまった。
話を聞けば、やっぱり2人は付き合っていたよう。
でも、なんであんなやつが雪川さんと付き合ってたんだ?
考え込んでいると、雪川さんの声が聞こえる。
「うあー…っ!」
…泣いている。
大きな石の上に座って、泣きじゃくっている。
きっと、本当にあの男のことが好きだったんだ。
そう実感して、胸が締め付けられるような感覚がした。
ガサッ。
…あ。
足を動かしてしまい、枯れ葉と砂利を踏む音がした。
まずい、俺がいるのがバレないうちに逃げなきゃ……
雪川さんの方を見ると………
俺の方をガン見している。
やばい!バレた!!!
………は?
こいつ何言ってんだ?
雪川さんは一言も喋らない。
ずっと無表情のまま、動かない。
「俺なんかよりもっと好きになってくれるやつ探したほうがいいよ。じゃあな」
彼氏の男はそう吐き捨てると、1人で歩いて行ってしまった。
話を聞けば、やっぱり2人は付き合っていたよう。
でも、なんであんなやつが雪川さんと付き合ってたんだ?
考え込んでいると、雪川さんの声が聞こえる。
「うあー…っ!」
…泣いている。
大きな石の上に座って、泣きじゃくっている。
きっと、本当にあの男のことが好きだったんだ。
そう実感して、胸が締め付けられるような感覚がした。
ガサッ。
…あ。
足を動かしてしまい、枯れ葉と砂利を踏む音がした。
まずい、俺がいるのがバレないうちに逃げなきゃ……
雪川さんの方を見ると………
俺の方をガン見している。
やばい!バレた!!!