青いブレスレット
雪
異変
わたしが異変に気付いたのは、12月のことだった。
でもよくよく考えると、もう少し前から異変は起きていたのかもしれない。
「水原くん、ノート借りてもいいかな?」
今日もまた、こんなセリフを聞く。
水原くんは大した反応もせず、あっさりノートを渡す。
そして、何事もなかったようにまた西野くんと話し始めた。
わたしも最初は、水原くんは頼りにされてるんだ、すごい!くらいにしか思ってなかった。
でも、最近はどう考えても多すぎる。
まだ昼休み前なのに、今日はもう3人目。
しかも、女の子ばかり。
毎日こんな感じなのだから。
でもよくよく考えると、もう少し前から異変は起きていたのかもしれない。
「水原くん、ノート借りてもいいかな?」
今日もまた、こんなセリフを聞く。
水原くんは大した反応もせず、あっさりノートを渡す。
そして、何事もなかったようにまた西野くんと話し始めた。
わたしも最初は、水原くんは頼りにされてるんだ、すごい!くらいにしか思ってなかった。
でも、最近はどう考えても多すぎる。
まだ昼休み前なのに、今日はもう3人目。
しかも、女の子ばかり。
毎日こんな感じなのだから。