青いブレスレット
…まだかな…。



時計を見ると、メールを送ってから3分しか経っていない。


1分がめちゃくちゃ長く感じる。




ベッドに寝転がって、左手首のブレスレットを見る。


周りには気づかれないように、いつも袖の下に隠してつけている。


水原くんはわたしが修理したことも知らないはずだ。



…やっぱりこのブレスレット、すごく好きだな……。



そんなことを考えながらボーッとしていると、携帯の着信音が鳴った。



「っ!?」



思わず起き上がって、携帯を見る。



メールが一件。

…水原くんからだ。



【分かった】



もっとシンプル。



でも、とりあえず、よかった……。



早く球技大会当日にならないかな……。
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