青いブレスレット
試合が進んでいく。
Cクラス対Dクラスの試合は、今のところ2対1でDクラスが勝っている。
2点は水原くん、西野くんがそれぞれ1点ずつ入れたものだ。
「見た!?健また入れた!!すごーい!!」
千夏ちゃんはすごく嬉しそう。
わたしはなんとなく、周りを見渡してみる。
そういえば、西野くんも運動できて活躍してるのに、なんで水原くんみたいに女の子が騒いだりしないんだろう。
カッコいいし、彼女がよく変わってたからモテるはずなのに……
そんなことを真面目に考えてたけど、理由がすぐに分かった。
…そうだ、西野くんは千夏ちゃんと付き合ってるのを公言してるからだ……。
最初の頃は隠すような素振りがあったけど、最近ではクラスでも外でも、堂々と公言している。
だから女の子たちも、西野くんには近づかないんだ。
わたしも付き合ってる時に公言すればよかった。
…いや、わたしじゃ水原くんも恥ずかしくてできないか。
試合の応援そっちのけで、そんなことを考えていた。
Cクラス対Dクラスの試合は、今のところ2対1でDクラスが勝っている。
2点は水原くん、西野くんがそれぞれ1点ずつ入れたものだ。
「見た!?健また入れた!!すごーい!!」
千夏ちゃんはすごく嬉しそう。
わたしはなんとなく、周りを見渡してみる。
そういえば、西野くんも運動できて活躍してるのに、なんで水原くんみたいに女の子が騒いだりしないんだろう。
カッコいいし、彼女がよく変わってたからモテるはずなのに……
そんなことを真面目に考えてたけど、理由がすぐに分かった。
…そうだ、西野くんは千夏ちゃんと付き合ってるのを公言してるからだ……。
最初の頃は隠すような素振りがあったけど、最近ではクラスでも外でも、堂々と公言している。
だから女の子たちも、西野くんには近づかないんだ。
わたしも付き合ってる時に公言すればよかった。
…いや、わたしじゃ水原くんも恥ずかしくてできないか。
試合の応援そっちのけで、そんなことを考えていた。