青いブレスレット
ハンバーガーを一口かじってみる。
「・・・おいしい!」
おなかがすいてたのもあるけど、チーズとベーコンがパテにあっていてすごくおいしい。
これを選んでくれた水原くんに感謝だなあ。
ぱくぱく食べていくと、あっという間に食べ終わってしまった。
水原くんはまだ半分くらいしか食べてないのに。
わたし早く食べすぎじゃない!?
これは女子としてちょっと・・・。
ポテトを少しずつかじっていると、水原くんは微笑んだ。
水原くんはわたしの考えとか気持ちとか、全部見透かしているみたいだ。
なんとなく、そう思ってしまう。
「あ、あの・・・」
「?なに?」
なんとなく話しかけちゃったけど、言葉が出てこない。
わたしは、とりあえず思ったことを聞いてみた。
「水原くんは、春休み何するの?」
「春休み?そうだなあ・・・宿題やったり、友達と遊んだりとか?」
「そうなんだ、わたしもそんな感じかな」
「そっか」
・・・・・・。
会話終了。
もっと・・・なんかもっと話さなきゃ・・・がんばれわたしっ!!