青いブレスレット
「舞華ちゃんはカズキさんと最近どう?」
「んー、特に変わりないかな?
・・・あ、そうそう!紗奈が選んでくれたネックレス、すごい気に入ってくれた!」
「ほんと!?よかったー!!」
少し心配していたことだったけど、それを聞いて安心した。
ちょっとだけど、力になれてよかったな。
「紗奈はどうなの?水原くんだったっけ」
「う、うん、クラス一緒になって、席が斜め後ろなの。
だから少し話せるようになって・・・あ、明日、一緒に出かける・・・」
「マジで!?進展したじゃんー!
てことはメアドももう聞いてるよね?」
「なんとか、ははは」
水原くんのことを話していたら、ふと、連休中は忘れかけていたことを思い出した。
水原くんたちが、わたしに何か隠してる―・・・。
「・・・ねえ、舞華ちゃん・・・」
「ん、どした?」
「ちょっと・・・聞いてくれるかなあ・・・?」
「なに改まってんの。なんでも話しなさいって」
舞華ちゃんがニカっと笑う。
その舞華ちゃんに甘えて、わたしはこの間のことを話した。