青いブレスレット

「でも、反省文は次の日に提出したし、朝掃除も連休前の金曜日で終わったから」


わたしが知らない間に罰則を受けていたことは申し訳なく思ったけど、終わったと聞いて、少しホッとした。



「そっか・・・お疲れ様」


「ありがとう。・・・よし、これでいいかな?」



目のはれが引いたみたいで、水原くんはタオルハンカチをしまった。


「じゃ、そろそろ園内回ろうか。せっかく来たんだし楽しもうよ」


そう言ってにっこり笑う水原くん。



さっきから水原くんにドキドキさせられっぱなしだ。


なんだか自分ばっかりドキドキしててカッコ悪い・・・っ!



「春だし、色んな花咲いてるみたいだよ?」


そう言って水原くんは立ち上がった。



「・・・うんっ!」


わたしも笑って立ち上がった。
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