Desperate love~死に物狂いな恋~
「できるだけ早く終わらせたいから…。
武器の調達が終わればすぐにでも、開戦しようか。
来週には戦えるようにしておいて。」
「…はい。
かしこまりました。
全てはnoble goddess(気高き女神)のご意志のままに…。」
こちらの準備はもうできた。
いつでも戦いはできる。
本当の意味でこの島に平和が訪れるのはどちらがTOPなのか白黒つけてからだ。
学生らしいことをwoman's garden(女の園)のみんなにさせてあげたい。
それはTOPとしての1つの役目だとも思っている。
「どちらへ行かれるのですか」
「ちょっと野暮用で出てくる。」
夜蝶の一言だけで、またお菓子を買い込みに行くのかと玲蘭は悟った。
「ほどほどにしてくださいよ。
後で体重が増えたと嘆いても知りませんよ」
「勝手にするよ」
「あなたにも困ったものですよ。
noble goddess(気高き女神)」
座っていた窓辺から立ち上がり、部屋の外へ出る。
扉が閉まる間際に
「護衛は付けますよ」
そんなmessenger of a goddess(女神の使者)の声を聞いたような気がした。
夜蝶はその声も対して気にはしなかったが……