Desperate love~死に物狂いな恋~
「おかえりなせいませ。
noble goddess(気高き女神)」
「…ただいま」
部屋に戻ると、messenger of a goddess(女神の使者)が迎えてくれた。
些か、不安そうな表情をしている。
「……何も御座いませんでしたか?」
「一々、心配されては困る。
何もなかった。」
messenger of a goddess(女神の使者)の問いに答えた。
すると、護衛に付いていたもの達が、嬉々として話し出した。
「何もなかった訳ないじゃないですか!」
「何かありましたよ!」
「man's base(男の基地)の奴らにあったんですよ!」
「king of the maximum fear(最恐の王)にまであったんですよ!」
「馬鹿な挑発には乗りませんでしたけどね」
「………大丈夫だったんですか…?」
「大丈夫だった。
だから何もなかったんだよ。
心配しなくていい。」
向こうもこちらが仕掛けるまでは何もしてこないようだし……
それに戦いが始まる時には独特の空気が流れるから…
これは私が身に付けた生き残るための知恵だ。
風が刃になりし時
人々は高みを目指す
どんなやり方であろうとも…