恋をした瞬間。




「ちょっ…、おろして…」




あたしは必死に降りようとするけど、小松はさらに力を加えてあたしをおろさなかった。




「お前、一応けが人なんだから」




「え?」




そうきいた瞬間に、ズキッと頭に痛みがはしった。




「いって…、」




思わず動くのをやめて、頭をおさえた。




「ボールが頭に直撃。そのまま気絶」




「まじかよ…」




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