不良男子が子猫少女と同居する!
☆同居開始
部屋の中を、チビが四つん這いで歩き回っている。
ヤベェ…欲情しそう。
「なぁ」
「なぁに?」
「……めろ」
名前を聞こうと思ったが、俺にタメ口を利いてくることを先に注意することに決めた。
「へ?」
「俺にタメ口利くのやめろ」
チビは、俺を見つめたまま、首を傾げる。
チビは、美少女だ。たぶん、俺が出会った中で、一番の―――。
「なんでぇー?」
茶色い髪は腰まで伸びていて、肌は白い。大きな目の周りの睫毛は付まつけてんじゃないかってくらいに長い。下着はクロで、なんとなく三毛猫を連想させる色合いだった。