不良男子が子猫少女と同居する!
☆二人きり
ハンバーグを作って、渚は帰ってしまった。
「一緒に食ってけよ」
そう言ったけど、渚は
「材料が二人分しかなかったから、私の分はないんです」
そう言って俺の部屋を去って行った。
本心でそう言ったのか、それとも俺と美愛に気を利かせてくれたのか。
後者はさすがに考えすぎか?
「美愛、食うぞ」
俺の言葉に美愛はテーブルに座った。
「おい、美愛。椅子に座るという知恵がお前にはないのか?」
俺の言葉に美愛は頬を膨らませ、テーブルから降りた。そして美愛が座ったのは、俺の膝の上。
「美愛?」