不良男子が子猫少女と同居する!


 美愛は、目を開けるなり抱き着いてきた。

「わっ!いきなり何すんだ!?」

 俺は、驚いて変な声を上げてしまった。

「玲央にゃんかわいい~」

 美愛が小さな手で俺の頬を掴んで引っ張る。

「いひゃい…みあ、いひゃい」

 日本語喋れてねぇ!

 一応、今のは「痛い…美愛、痛い」って言ったんだ。もちろん、美愛に俺の言葉が通じなかったらしく。

「玲央にゃん宇宙人語喋らないの~!」

 なんで宇宙人語に限定する!?

 …謎だ…。

「美愛、朝ごはんカップラーメンでいいか?」

 抱き着いてる美愛を引き剥がしてから聞いた。

「いいよぉ~」

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