不良男子が子猫少女と同居する!
「…美愛、今日はオマエの服買いに行くぞ」
俺が言うと、美愛は途端に顔をしかめた。
「いーやーだー!」
美愛が頬を膨らませて言った。俺は美愛の豹変ぶりに驚いた。
「絶対に行きたくないっ」
「わ、わかった。俺が選んでくるから。どんな服がいい?」
幸いにも、今日は休日だ。
俺はタンスに入れてある私服の中から、一番地味な服を選んだ。なんでかって言ったら、同じ学校の奴に、女の服を買っているところを見られたくないからだ。
「玲央にゃんが選ぶ服ならなんでもいいよ」
美愛が言った。
つぅか、下着も買わなくちゃなんだよな…。サイズ違ったらどうしよ…。