不良男子が子猫少女と同居する!
まぁ、無事でよかった。
ホッとした俺は玄関まで荷物を取りに行き、部屋に戻った。
「この服を買ってきたんだけど…」
俺が出した服を、美愛は興味深げに眺めている。
「…どうだ?気に入ったか?」
何も言わない美愛にそっと聞くと、美愛はニコッと笑って。
「玲央にゃん大好き!」
その言葉に、俺はホッとした。
同時に今まで生きてきて、一度も感じたことのない嬉しさがこみ上げてきた。
「美愛、ありがと」
俺が言うと、美愛は早速服を着替えてくれた。俺が買った服は上下三セット。三日分を着まわしてもらう予定。
「あとさ、こんなもの買ってきたんだけど、使うか?」
俺は袋からそれを出した。