不良男子が子猫少女と同居する!
「ない」
俺の言葉に、美愛は「ふぅーん」と言って俺から離れていく。
「…あ、そうだ」
俺はあることを閃いた。
「美愛、体温計買ってきてくれないか?」
俺の提案に、美愛は顔をひきつらせた。
「やだぁー!」
何もそんなに強調しなくたっていいのに。
「頼むよ美愛。このままだと俺、死んじゃうよ」
少し大げさに言ってみた。
「え!?玲央にゃん死んじゃうの!?」
美愛が「死ぬ」に反応する。
「え?」
「行く!外怖いけど、買いに行く!」