不良男子が子猫少女と同居する!



 高校一の不良と恐れられてるこの俺が、ヘボい商店街で買い物とか…同じ学校の奴には見られたくないな…。

 つぅか、情けねェ…。

 俺は、カップラーメンを一週間分、朝ごはんと夕ご飯分を買った。

 いつもなら、六時には家に帰ってるのに、時計を見ると七時。

 くそ――あの足手まとい野郎の失敗をカバーしてさえなければ―――。

 次仲間志望の奴がいたら、もう少し気を付けねぇとな。

 俺は商店街を出た。

 そのときだった。俺は、啜り泣く声に驚いた。

「あ?」

 バイクから降りた。

 商店街のアーチの下に、一人の女がいた。着ている物といえば、下着くらい。だから、目のやり場に困った。

 こいつ、小柄なくせに、出るとこ出てやがる…。


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