警察官になりたいです!

巡査長さんに帰って良いと言われたが、宝城さんを待つことにした。



私はカバンから一冊の本を取り出した。


『警察官になる方法』


「警察官、かぁ。」



――――キキッ。

自転車を止める音がしたので急いで本をしまった。



「あれっ?君、事情聴取終わったんじゃないの?」


驚いた顔で交番に入ってくる。



「あ、いや…なんとなく、お巡りさんを待ちたい気分で…」
< 22 / 66 >

この作品をシェア

pagetop