警察官になりたいです!


宝城さんは私の隣の椅子に座る。

「なに?おれのこと、好きになっちゃったの?」

ニヤけながら聞いてくる。


「ち、違いますよ…。家に帰りたくな……じゃなくて…人と話したい気分なんです」


「ふーん。人と、ねぇ…えっ!まさか君…!!友達がぬいぐるみとか?!」


「いや!ちゃんと人間の友達いますから!!」



「君、面白いね」


少し童顔な宝城さん。

そんな顔して見つめられたら困る。


< 23 / 66 >

この作品をシェア

pagetop