*双子ちゃん*
「うわっ!!美桜!?」
マオは目の前にいたあたしに驚いていた。
「どうした??」
優しい声。
この声にすごく安心する。
「高校のことなんだけど…。」
あたしがそう言うと、マオはドアを大きく開けて、「どうぞ。」と言った。
あたしは、マオの部屋に入り、ベッドの上に座った。
「美桜はどうしたい??」
「え??」
思いもよらない問いにあたしは驚いた。
どうしたいって言われても…
「マオは??」
「うーん…。まぁ、自分の高校に行きたいけど…。もう無理だし…。さっきさ、パソコンで美桜の高校調べてたんだ。」
「え??」
「どういう高校なのかなって。結構きれいだし、楽しそうだから、俺は別に美桜の高校に行ってもいいって思ってる。」
マオってホント強いな…
羨ましいくらい、強い…