*双子ちゃん*
高校デビュー
マオside
「ちょっと、マオー!!!!!!!」
美桜の声は下のリビングに響き渡るくらいくらい大きかった。
「あら??美桜が何か言ってるけど??」
「何もないよ、母さん。じゃあ、そういうことだから。」
俺は、美桜の言葉を無視して、母さんに高校のことについて、話をした。
「わかったわ。でも、さすがマオね!!あの美桜を説得するなんて!!」
「まぁね。」
美桜にはちょっと悪いことしたけどね。
俺は薄っすらと苦笑いを浮かべた。
「でも、マオが女子高、美桜が男子高に行くなら、服装も変えなきゃね。」
「服装??」
「えぇ。マオは女装して、美桜は男装しないと!!」
あ…
そうだった。
そんなこと、頭になかったな…
俺の女子高生活が…